- ティモボルALCとインナーフォースALCで悩んでいる
- 木材から特殊素材に変えてみたい
- インナーとアウターの違いを知りたい
ティモボルALCとインナーフォースALC【合板構成・板厚などの違いは?】
まず両者の合板構成・板厚・重量などについておさらい
ティモボルALC | インナーフォースALC | |
板厚 | 5.8mm | 6.0mm |
ブレードサイズ | 157×150mm | 157×150mm |
重量 | 86g | 89g |
反発特性 | 11.8 | 10.7 |
振動特性 | 10.3 | 9.4 |
値段 | ¥18,000+税 | ¥15,000+税 |
板厚
板厚に関してはアウターのティモボルALCが0.2mm薄くなっていてアウターの弾みを板厚を薄くすることで若干抑えているようです。
ブレードサイズ
ブレードサイズは同じなので、板厚の厚いインナーフォースALCが平均3g重いようです。
反発特性
反発特性は数値が高いほど弾みます。ティモボルALCの反発特性は11.8とバタフライラケットの中では弾みの強い部類です。水谷隼ZLCや張継科ZLCと反発特性は同じくらいあります。
振動特性
振動特性とは数値が高いほど手に響かないことを表しています。例えば木材5枚合板などで打った時にポコんポコんと手に響く感じありますよね。あれが反発特性が低い打球感です。
ALCはZLCと反発特性(弾み)はあまり変わりませんが振動特性が低くZLCと比べて木材に近い柔らかくマイルドな打球感です。
値段
値段はインナーの方が3000円だけ安いですね。
ラケットに選手名がついてないからだと思われます。
ティモボルALCとインナーフォースALC使用選手

町飛鳥選手はインナーフォースレイヤーALC使用 (引用:岡山リベッツ)
特注なども含めて、インナー使用選手とアウターALC使用選手をまとめてみました。
※記事執筆時点(現在は変更している可能性あります)
インナーALC使用選手
- 李尚洙(韓国)
- 町飛鳥(シチズン時計)
- 鈴木李茄(昭和電工マテリアルズ)
- 坪井勇磨(東京アート)
- 森さくら(日本生命)
- リュウジャ(オーストリア)
アウターALC使用選手
- フェゲアル(オーストリア)
- シュテーガー(ドイツ)
- ガチーナ(クロアチア)
- モンテイロ(ポルトガル)
- ガルドッシュ(オーストリア)
- アファナドール(プエルトリコ)
- 林鐘勳(韓国)
- 篠塚大登(愛工大名電高校)
- 平野友樹(協和キリン)
ティモボルALCとインナーフォースALC【実際に打ってみた感想】
それぞれのラケットにテナジー05を貼って打ちました。
まずドライブを打ち比べて思った感想は「アウターが必ずしも速い球を打てるとは限らない」と思いました。
確かにフォアで軽く打った時点ではアウターの方が弾むと思いました。またミート系の選手もアウターの方が弾きやすいと思います。
しかし強めにドライブをした時にアウターだとラバーに食い込む前に飛んでいってしまい初速は速いけど回転がかかっていなくて失速するような球質になってしまうことがあります。
逆にインナーはボールが食い込んでからラバーとラケットで飛ばす感覚があります。なので安心して強くインパクトができる安心感があります。
とはいえアウターのラケットでラバーに上手く食い込ませて回転もかけて打つことができると、とても威力のあるボールを打つことができます!
なので現在、木材5枚合板や7枚合板を使用している人はインナーフォースALCの方がおすすめです。
台上技術に関してはそこまで大きな違いはありませんがインナーの方が安心感はありますね。
ストップ・ツッツキ・流しなどはインナーのほうが少しだけやりやすい気がします。
でもフリックなど弾く台上技術に関してはアウターのほうがやりやすいですね。
結局どういう人にアウター?インナー?
インナーがおすすめの人
- 回転をかける前にボールが飛んでいってしまう人(ドライブ打ったつもりなのに真っ直ぐとんでいって安定しない人)
- ラバーに食いこましてドライブを打つ人
- 現在木材ラケット使用で特殊素材へ変えたい人(特にALCはおすすめ)
アウターがおすすめの人
- 回転はかけられるけど簡単にブロックされてしまう人
- 弾いて打つ技術も大切にしたい人
ティモボルALCとインナーフォースALC 最後に
自分はもともと木材を使っていて、インナーALCを使い始めたのですが違和感なく特殊素材に移行することができましたよ!
今までインナーや別の特殊素材を使用していた人はアウターでも問題ないです!
自分にあったラケット選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
